2012-10-17

旅に出よう


慢性腎不全猫には、毎朝毎晩輸液をします。
50mlシリンジいっぱいの輸液を1日に2回ということです。

この作業があるゆえ、
旅行にはいけません。
傷心ひとり旅できないので、自殺の心配もありません。

肉体が旅を出来ないので、この1年で
瞑想で旅をする技術を身につけました。
まだ未熟ですが、視覚的にかなりいろいろなところに行けます。

スピな世界の方々は
瞑想で行けるのは、壮大な宇宙だったり地球上の聖地だったり
しちゃうみたいですが、
私が行くのは、意外と不思議な街角だったり、
(知らない)他人の部屋だったり
忘れていたけど自分が行ったことのある場所だったり、
実際に生きてる肉体が行けそうな場所がほとんどです。
嗅覚や触感がよみがえる場合もあります。
但し、行く場所は全く選べません。
ああ、今日は海の中にはいりたいな、と思っていても、
いってみたら、砂利だらけの庭園におじさんがいっぱいいたりします。
もちろん、ただ色が流れてるだけで、なんだかわからない場所にも
よく行きます。

思考を止める、っていうことが本当に苦手なタイプだったのですが、
慣れると意外とできるものですね。
てゆーか、思考が出てきてしまっても、「どんどん流す」っていう感覚かも。
むしろその感覚すらないときは
単に、眠って夢みてるときですね。
区別はつきにくいし、そもそもボーダーなんてないのかも。

自分は歩いているときもあれば、
何か乗り物に乗ってるときもあります。
浮いていることもあれば、
泳いでいることもある。

行きたいところに行けないなら、旅行したことにならないんじゃ?

いやー、本当に行きたいところがどこかなんて
そもそもわからないし。

行ってみた感想?

いやいやそれを言葉に出来る能力があったら、
たぶん心理カウンセラーとかになれますわ、マジ。



















あ、写真は、とある夏の日、ありえないクレープ屋の前で
たたずんでしまったところを盗撮されたぞうもつです。








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